ドメインパワーは戦闘力。

ネットの世界で「ドメインパワー」は、ドラゴンボールでサイヤ人が持っていたスカウターで調べる「戦闘力」と、ほぼ同一です。というか、まったく同一です。

たとえば戦闘力が5千のベジータは、戦闘力が20万のベジータに、どうあがいても勝てません。ネットも同じですよね。もう、これで勝負決まる感じです。中身のうすーいサイトでも、戦闘力=ドメインパワーが高ければ、もうそれだけで、目当てのキーワード・検索語で、googleのトップページに陣取ることができます。

ブタ夫は先日ネット通販のサイトを作り、このことを痛感しました。ある分野の結構ニッチな商品を販売し始めたのですが、当然その業界には先人がいます。その商品にふさわしい検索語を入れると、老舗的なサイトが当然のように上位を占めていました。サイトの中身はずいぶん前につくった感じでおしゃれじゃないし、商品の価格も高いし、でも、1ページ目の上位。なのに、ブタ夫のサイトは、いくら検索してもまったく出てこない。「なにこれ?」って感じでした。

そこで、ぐぐってみると、「ドメインパワー」というものに行き着きました。

ドメインパワーは名前の通り、そのサイトが持つパワーで、この数値が高ければ高いほど、強いというものです。

スカウターは残念ながら持っていませんが、ネットには便利なツールがあります。そう、あらゆるサイトのドメインパワーが瞬時にわかってしまうのです。超便利。

それが、「MOZ」というサイトです。ドメイン名をいれると、ドメインパワーを表示してくれます。有料のサービスなのですが、一定期間に10回分だけ、無料でドメインパワーを調べることができます。

体験したドメインパワーの威力

通販サイトを立ち上げて3か月ほど、まったく注文が来なかった(検索しても表示されていないので、当然ですけども)ので、もう放置して半ばあきらめていたのですが、それが最近立て続けに3件の注文が来たのです!サイトの存在も頭のなかから消去しかけていたので、最初の注文が来たときには、もうびっくりでした。「このお客さんは、どうやってブタ夫の通販サイトを見つけてくれたのだろうか?」という疑問が渦巻くなか、ともかく大変うれしかったのと、初めての発送で手間取ってしまったこともあり、無料で商品を差し上げました。

あらためて、検索語で「商品名+格安」でサーチしてみると、ブタ夫の通販サイトが1ページ目の3番目にいきなり来ていました。お客さんも、たぶん、こうやって、私のサイトを見つけてくれたんだろうと思います。本当は「商品名」だけで検索上位になりたいのですが、とりあえず、「安さ」をアピールするサイトの作りにしたので、そのために、格安という単語で表示されたのだと思います。ちなみに「商品名」だけの検索では、やはりブタ夫のサイトは見つかりませんでした。そうであっても、1,2か月前には、どんなキーワードを入れてもどこにも見つからなかったのに、大きな前進です。そこで、今度は、さきほど紹介したMOZさんで、サイトのドメインパワーを調べてみました。

すると、最近お客さんが来てくれた通販サイトのドメインパワー(Domain Authority)は「8」であることがわかりました。ブタ夫がこのサイトを作ったときのドメインパワーは「2」だったので(←恐るべく低い数値)、スタートラインから考えれば、すごい改善だったと思います。この数値上昇のおかげで、一部のキーワードとはいえ、検索上位に出るようになったのだと推測できます。

それでは、なぜ、ドメインパワーが改善したのでしょうか?

それは、ドメインパワーが上昇する少し前、外部サイトが自サイトにリンクを貼る「被リンク数」が0から1に改善したからだと思います。MOZの分析をみると、1月上旬に被リンク数が増えています。

外部サイトがリンクを貼り、それをMOZのロボットが認識し、その結果、ドメインパワーが上昇したのだと思います。ちなみに、リンクを貼ったのは、ブタ夫自身です。わたしが数年前に初めてブログをつくり、10個ほど記事を書いて放置していた趣味のブログサイトからリンクを貼りました。約2か月で、MOZにそのリンクを認知してもらったようです。また、そのブログサイトのドメインパワーは「3」しかなかったので、作り立ての通販サイトの数値「8」の方が高くなっています。これは、趣味のブログサイトには誰もリンクを貼っていないが、通販サイトは被リンクが1つある、ただそれだけの違いでしょう。

つまり、

“被リンクGET → ドメインパワー上昇 → 検索順位上昇”

ということです。

このことは、MOZでライバルサイトを分析しても、よくわかります。ライバルサイトの被リンク数を見ると、上位表示のものは、軒並み多いです。ただ、リンクの中身は、実態のない「相互リンクサイト」であったり、更新をしないで長年放置されてしまっているサイト、どうしてリンクを貼ったのかわからない外国語のサイトだったりでした (MOZでは、どのサイトからリンクが貼られたのかもわかります)。おそらく上位サイトは、意図的にSEO対策として、リンクを貼りまくってきたんだと思います。

ブタ夫のサイトのライバルのドメインパワーはこんな感じでした。被リンク数が「47」もあり、ドメインパワーは「19」でした。

こうしたライバルサイトの手法をそっくりまねしたいところですありますが、同じ手法は現在は使えないものが多いのが残念なところです。上位サイトをマネて相互リンクサイトに入ろうとも思いましたが、こうした手法はサイトの中身や質に関係なく検索順位を上げようとするブラックハットな手法としてgoogleから目の敵にされているようで、相互リンクサイトは新規募集をどこもやっていない感じです。そのため、別のやり方で、被リンク数を地道に獲得するしか道はなさそうです。

もちろん、被リンク数だけが重要な指標ではないと思います。しかし、中身がないのに上位表示されるたくさんのサイトを見ると、「やっぱ被リンク数が大事だよな」と思います。

ちなみに、趣味のブログサイト以外にも、無料ブログをつくってリンクを貼るとか、ビジネスディレクトリに登録するとかもやってみましたが、少なくともMOZでは被リンクと認識されていませんでした。どうも、被リンクと認識されるためには、リンクを貼る方のサイトも、少なくとも検索でひっかかってくるようなレベルじゃないとダメなんだと思います。まぁ考えてみれば当たり前ですよね。ネットを周回するクロールロボットが発見できないようなサイトからリンクを貼っても、それは当然認識されることはないわけです。趣味のブログサイトは作って数年放置したことで、アクセスはろくにありませんけども、一応検索ロボットが認知してくれたんだと思います。

サテライトサイトのメリット

つまり、サイトの検索順位を良くするために、別サイト(サテライトサイト)を作ってリンクを貼るとしても、そのサテライトサイト自体もかなり作り込んで単体として意味のあるサイトにしなければだめだということです。ちなみにサテライトとは「衛星」ですよね。メインサイトのために存在するサブのサイトみたいなイメージで、よく使われる言い方のようです。

一般的にサテライトサイトの目的は2つあるといわれています。

ひとつは、サテライトサイトからリンクをメインサイトに貼ることで、メインサイトの検索順位を引き上げることです。

そして、もう一つは、サテライトサイトを訪問した見込み客をメインサイトに誘導して、商品を買ってもらう、いわば宣伝の目的です。

それじゃあ、サテライトサイトを作ってみようかなぁとお考えかもしれませんが、ここで覚えておいた方がいいことが1つあります。

IPアドレスを分散しよう

それは、「サイトのIPアドレスは分散しておいた方がいい」ということです。IPアドレスとは、サイトのインターネット上の住所です。このIPアドレスが同一であれば、同一人物が運営するサイトからリンクを貼っただけの「自演」とみなされる可能性が高まるわけです。ここは注意が必要です。

ドメイン名とIPアドレスは1対1の関係に基本的にあるわけですけど、正確に言うと、IPアドレスと1対1の関係にあるのは、ドメインが入っているWEBサーバーとなんですよね。つまり、もし、複数サイトをあなたが作成し、それを一つのサーバーで運営する場合、「各サイトのドメイン名はバラバラでも、IPアドレスは同じ」ということになります。「頭隠して尻隠さず」ですね、まさに。つまり、「ドメイン分散はできていても、IP分散はできていない」状態です。SEO対策をうたう会社のホームページを眺めると、「うちは、しっかりIP分散やってます」みたいな宣伝文句が結構ありますけど、それだけ気をつけるべきポイントだってことなんだと思います。

ひとつのサーバー会社でレンタルサーバーを借りて、複数サイトを運営する場合、IPアドレスは同じになります。IPアドレスを分散させようと、この会社で新たなサーバーを借りても、クラスDの部分が変わるだけだったりします。この場合、サーバー会社を変えないといけないってことになります。

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